この本には、その人がどうやって亡くなったか、そして生まれ変わって暮らしている現在についてがいくつも語られています。 亡くなった自分は死んだ自覚もできないような生前に続く感覚を持ち、やがて出産シーンに出くわしたかと思えば赤ちゃんになって誕生するという証言の数々は、死が言葉としての意味しか持たないことを教えてくれるだけでなく、これまで全く明かされることのなかった死後の実際について、そして魂と肉体の関係を如実に語っていると思います。
著者森田氏によって発見された事実は、人が生きる上で知らずに求めてやまない地図と方位磁石の発明にたとえられるような、人類にとって画期的なことだと思います。
人の思考は死や死後について多くを割かれ、それには恐怖もかなり占めるのではと思うのですが、この本は、そういう誰もが漠然と抱く思いに優しく応えてくれると思います。 思い悩み考えることが人の存在のあかしだと言われますが、この本の情報が届くことで、それらの湿度や色や質という全てがすっかり変えられるように思われます。 本の情報は、自分の始まりから終わりまでを感じさせてくれることで、これまで意識していなかった人生観について考えさせられます。 著者森田氏のライフワークは、想像に頼る他に道がなく迷ってばかりだった人類の足元を、真実という明かりで照らすものだと思います。 この世と人についての究極の真実が、神秘のベールを脱いで登場した初の本です。
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